ヴァーストゥ・シャーストラ

ヴァーストゥ・シャーストラとは古代インドで成立した思想・学問

中国の風水より歴史は長く、中国の風水の起源ではないかとの見方もあるがはっきりとはしていない。

紀元前2500年頃から繁栄したインダス文明最大級の都市遺跡で世界遺産でもあるモヘンジョダロ(現パキスタン領)やインド文化の影響を強く受けていたカンボジアのアンコールワットもヴァーストゥの原則に沿っている。

ヴァーストゥ・シャーストラの思想によると、

  • 自然は地(ブーミ भूमि)
  • 火(アグニ अग्नि)
  • 空(アーカーシャ आकाश)
  • 水(ジャラ जल)
  • 風(=空気:ヴァーユ वायु)

という五つの要素(五大)で構成され、自然状態ではそれらのバランスが取れているとされる。

他方、人工的なものは、そのバランスを壊し、副作用を起こすため、ヴァーストゥ・シャーストラでバランスを元に戻すことが必要と考えられている。

この五つの要素は直接、大地、炎、空、水、空気と関係するだけでなく、以下のエネルギーにも相当する。

  • 地:安定性を表すエネルギー
  • 火:熱性や反応を表すエネルギー
  • 空:空虚さ、空間性を表すエネルギー
  • 水:流動性、冷性を表すエネルギー
  • 風:軽快さ、運ぶ働きを表すエネルギー

人体も、人間の気分も、出来事も、このエネルギーの組み合わせでできており、これらの五つのエネルギーとして表現される。

例えば、体温は火のエネルギー、循環は風のエネルギーとして表される。
また、憂鬱は火のエネルギーの増大として、冷静さは地のエネルギーの安定性として、落ち着きのなさは風のエネルギーの性質として表現される。

その五つのエネルギーの調和、バランスが問題となり、調和は良いエネルギーを、不調和は悪いエネルギーをもたらすことになる。

ヴァーストゥでは、直接人間に影響を及ぼすその土地や家の五大のバランスを扱う。

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(ぼく)-
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